男女で違う歯? 篠崎 歯科

投稿日:2017年12月1日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

ご存知の方も多いかと思いますが、人間の歯は親知らずを含めて32本あります。
老若男女問わず、それは変わりません。
では、男女で歯の本数が違う動物がいることはご存知ですか?
その動物とは…お馬さんです!
馬は、メスが36本、オスが40本の歯を持っています。
犬歯が上下左右に1本ずつあるかないかで、4本の差が出ています。
馬の歯は、乳歯から永久歯へ生え変わる歯と生え変わらない歯が混在しています。
そして、なんと年間2~4mmほど伸びます!
これは、馬が草食動物で、草を食いちぎったりすり潰したりするので、歯が擦り減っていくことを想定した構造なんですね!
ちなみに歯並びは、人間のように連なっているのではなく、切歯3本、犬歯1本、臼歯6本が、それぞれ離れて生えていて、切歯・犬歯・臼歯の間に隙間があります。
この隙間のことを「歯槽間縁(しそうかんえん)」と言い、ハミという馬具を装着する部分になります。

人によって飼育管理されている馬は、食事時間が減ったり、餌が咀嚼しやすいものだったりするため、擦り減りにくくなり歯が伸びすぎてしまいます。
伸びてきた歯はサイドが尖るような形状になりやすく、尖ってしまうことで隙間ができて、そこに食べ物が詰まって虫歯や歯周病になってしまうことがあります。
噛み合わせや生え方などが悪いと、口の中を傷つけてしまったりします。
ハミが傷に当たるようになって、ハミを嫌がることもあるそうです。
そういったトラブルに対応するため馬にも馬の歯医者さんがいて、定期的に虫歯になっていないかチェックしたり、歯の形を整えるために削ったりと、メンテナンスをしてくれます。

馬のように歯が伸びすぎてしまうことはありませんが、虫歯や歯周病は我々人間にも怖い存在です。
検診を受けることで、虫歯ゼロをキープ、たとえあっても軽度のうちに治療できます。
ぜひ定期的に検診を受けましょう!

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