昔の入れ歯の話     篠崎・歯科  

投稿日:2017年10月16日

カテゴリ:ドクターズBLOG

 現代において入れ歯の製作は、印象材で顎の型をとって、石こうで模型を作りその模型に合わせて、顎の形態にフィットしてしっかり吸着するように作ります。この吸着するように精密に作ることが難しく、欧米において吸着型の入れ歯が製作されるようになったのは、西暦1800年頃からのことです。
 ひるがえって日本においては、西暦1538年に74才で亡くなった、仏姫という名の尼僧の吸着型の入れ歯が、和歌山で発掘されています。この日本最古の「木床義歯」は、つげの木を彫ったもので、歯の部分と歯肉の部分が一体になっています。奥歯のところが磨り減っていることから、実際に使われていたことが判ります。形態だけを取ってみると、現代の入れ歯と遜色が無いフォルムをしています。
 日本の入れ歯の技術の方が、欧米の300年も先取りしていたことになりますね。

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