かつて日本での歯の治療は 篠崎 歯科

投稿日:2016年6月23日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

日本での歯科治療には、先日のブログにあった歯抜屋、室町時代から続く口腔内専門に治療をする口中医、外国人歯科医に師事し技術を取得した人、外国へ留学し免許を取得した人などが携わっていました。
しかし庶民がきちんと歯科治療を受けられる機会は多くありませんでした。実際に民間医療を支えたのは、西洋医学を学んだり代々治療を行ってきた医師ではなく、香具師(ヤシ)でした。
香具師は今で言うところの大道芸人のような人で、道端で居合抜きや独楽回しなどを見せ、最後に歯磨き粉や歯痛み止めの薬などを売っていました。香具師の中でも、歯を抜いていた人を「歯抜屋」、入れ歯の宣伝をしていた人を「入れ歯渡世人」と呼んでいたそうです。
お医者さんじゃないのに治療するの!?と驚かれるかもしれませんが、彼らがいなければ庶民は歯の痛みを耐えるしかなかったのですから、悪いものとは言い切れません。こうした教科書に名前の残らない人々の活躍で社会が成り立っていたのかと思うと、遥か彼方にあった歴史が急に身近に感じられます。

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