味覚VS嗅覚 篠崎 歯科

投稿日:2021年11月25日

カテゴリ:歯科衛生士BLOG

鍋のお美味しい季節。立ちのぼる湯気と漂う匂いに食欲が刺激される。匂いは味を連想させる。
実際に味を感じ取るのは舌にある味覚細胞である。
味が分からない『味覚障害』になった場合は、検査として舌に様々な味のテスターを乗せて行われる。
ところが味覚障害の検査で異常が見つからない方がいる。この場合は鼻に問題がある事も考えられる。
味覚と嗅覚は関係が深く、慢性鼻炎などでは味覚に大きく影響する。
以前見たTVで、バナナ味のクッキーを食べさせ鼻からチョコレートの匂いをかがせる実験があった。
被験者は「チョコレートクッキー」と回答し、歯科に携わる身としては味覚が負けた気分だった。
だが、鼻が詰まっていると味が分からない経験は確かにある。
その他、歯周病による口臭や口腔乾燥も味覚に影響を及ぼすと言われている。
食は生きる基本。美味しく楽しく食べられるように、味覚も嗅覚も大切にしたいものである。

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