むし歯はどうしてできるの?

投稿日:2017年8月29日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

みなさんこんばんは!

本日はむし歯のはじまりかたについて紹介します。
食事をする度に、お口の中では『脱灰(だっかい)』と『再石灰化(さいせっかいか)』が行われます。

むし歯の原因菌は、主として炭水化物や砂糖を原料としてネバネバした水には溶けない物質を作り、その中で増殖しながら酸を作り出しています。
酸によって、歯のエナメル質からは、カルシウムやリンがどんどん溶け出します。
これが『脱灰』であり、むし歯のはじまりです。

そして、食後しばらくすると酸性に傾いたお口の中は、唾液のもつ中和する働きによって徐々にpHが元に戻ります。
そのとき唾液の中のカルシウムやリンが、歯の表面のエナメル質に戻ります。
これを『再石灰化』といいます。

この二つの作用のバランスが崩れて、脱灰が進むとむし歯がはじまります。

日本人は90%以上の人がむし歯にかかっています。
むし歯は軽くみられがちですが、自然のままでは元には戻りません。
むし歯ができる原因を知り、予防を心がけることで、歯の健康をいつまでも守ることができます。

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