入れ歯の歴史

投稿日:2015年3月13日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

現在ごく一般的に使われている入れ歯ですが、その歴史はかなり古いようです。

無知な私は、ただ漠然と「最近のものなのだろうな」と思っていました。

しかし、なんと世界的には紀元前から使われていたそうです!!

ブリッジのようなものもあったようですが、ひっかけるバネの固定が不安定であったため、ほぼ入れているだけで、ものを食べたりすることはかなり困難でした。

材料には、動物の牙や人間の歯を使っていたそうです。

現在のような入れ歯が作られ、普及してきたのは19世紀になってからのことです。

では、日本ではどうなのでしょうか。

平安時代の仏姫という女性が、日本最古の義歯を使用していたようなのですが、その形は現代の義歯に極めて近く、飲食の際にも使われていたのではないかとされています。

木でできており、歯の部分と歯茎の部分が一体化したものでした。

なんと、金属を部品に使って口臭を防いだり、安定剤として和紙(口内で水分を含んで歯肉と入れ歯をくっつける)を使ったりと、様々な工夫が施されていました。

さすがはものづくりの国日本、手先の器用さや工夫には驚かされます。

 

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