薬の副作用で起こる歯茎の腫れ 篠崎 歯科 

投稿日:2016年10月26日

カテゴリ:ドクターズBLOG

歯茎は、薬の副作用でも腫れることがあります。これを薬物性歯肉増殖と呼んでいます。痙攣を止める抗てんかん薬のフェニトインの副作用で起こる歯肉肥大がもっともよく知られていますが、その他にも降圧薬のうちカルシウム拮抗薬でも起こることがあります。さらに臓器移植や自己免疫の病気で用いられるシクロスポリンを飲んでいる方も、歯肉肥大が生じやすいこともわかっています。この歯肉肥大は、若い人ほど、また服用量が多いほど重症になる傾向があります。その程度は、歯と歯の間の歯肉が少し腫れた程度のものから、歯が完全に隠れてしまうものまであります。歯肉肥大は歯面に歯垢が多いと重症化することが知られています。歯肉肥大が起きた時、服用量を変更できればよいのですが、困難なことが多いため、日頃のブラッシングを徹底して行うこと、定期的に歯科受診して歯石を除去してもらったりすることが大切です。