なぜ歯磨き”粉”? 篠崎 歯科

投稿日:2016年7月31日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

みなさん、当たり前のこととして歯磨きには歯ブラシと歯磨き粉を使っていますよね。
では、なぜ歯磨き粉は”粉”なのか…と疑問に思ったことはありますか?

多くの方が、最初は粉を使っていたのだろうと予想したことと思います。残念ながら、ひねりも何もなくその通りです。粉を練り、歯磨きに使用していました。粘土と蜂蜜を混ぜたものであったり、黒胡椒・食塩・ミント・アイリスの粉末であったりと時代と国によって姿を変えていましたが、人間の尿に含まれるアンモニアに歯を白くする効果があると考えられていたことから、18世紀まで尿もうがいなどに使われていたそうです。現代のようなチューブタイプの練り歯磨き粉は19世紀に入ってから、過酸化水素や炭酸水素ナトリウムを含む練り歯磨き粉は20世紀に入ってから販売・使用されるようになりました。
日本では17世紀に歯磨き粉が販売された記録があります。その際には、陶器用の陶土・線香の香りに使われる龍脳などが混ぜ合わされて使われたそうです。明治時代になってから欧米の歯磨き粉に変わっていき、研磨剤で歯が磨り減ることが少なくなりました。それまではライオンや資生堂が主流でしたが、大正時代になり様々なメーカーがチューブ入り歯磨き粉に参入、現代に続いていきます。