サメより多い!? 篠崎 歯科

投稿日:2016年3月17日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

ご存知の通り、一度だけ永久歯に生え変わるヒトの歯と異なり、サメの歯は何度も生え変わります。入れ歯の心配がなくて羨ましい限りです。

では、歯が何度も生え変わる生き物はサメだけなのでしょうか?

実は、味噌汁にしたり焼いたり、時には生のまま食すあの生き物にも歯があり、何度も生え変わるのです。

その生き物とは・・・貝です!

二枚貝以外の貝には歯舌(しぜつ)という歯があり、岩などに着いている海藻などを削り取って食べます。”歯”と言っても、その使い方はヒトの歯よりも「おろし金」をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。二枚貝以外の貝とは、アワビなどの一見平らなものやサザエなどの巻貝がそれにあたります。

サメの予備の歯は数列であるのに対し、これらの貝たちは、種にもよりますが、70~80列、多いものでは450~500列もの予備を持っています。サメもビックリです。

 

余談ですが、今年2月にイギリスのある学術誌で、「カサガイの歯は知られている中で最強の天然物質でできている可能性がある」という研究論文が発表されたそうです。これまではクモの糸が最も強度が高い生物由来物質とされてきましたが、貝の歯が生物最強になるかもしれません。サメのような大型生物ではなく、何の変哲もない貝が最強の歯を持つ…大きな体を持つわけでも特殊な環境で生きるわけでもない彼らが厳しい自然を生き抜くために獲得した、苦労の結晶なのですね。